司馬仲達という人物

またもや三国志ネタですが、もしかしたら一番お気に入りの人物かもしれません。

司馬仲達です。まあ孔明のライバルであり、もしかしたら一番の理解者だったかもしれません。

孔明は劉備に三顧の礼により士官を望まれたと言われるが、仲達は曹操への士官は渋々だったとか・・・

それでも才能は認められていたのだろう。曹丕のブレーンとして次第に存在感を出していきます。これは個人的に密かに思うことだが、仲達は曹操の才能を認めるが故に恐れていたのではないか。つまり曹操をコントロール出来るのは無理だと分かっていたので、あまり目立った献策などせずに、まだコントロール出来そうな曹丕にくっついたのではないかと思っている。現に仲達は後々にクーデターを起こしているのである。そして曹操は曹丕に「司馬懿には気をつけろ」と言ったというから正に曹操は司馬懿を見抜いていたんだろう。

曹丕を曹操の後継者にしたことで仲達は留飲を下げたのではないか。出世街道に乗ったのだろう。仲達本人がこの頃からクーデターを目論んでいたかは分からないが、後は時が来るのを待つだけだったのか。

孔明との戦いも局地戦で負けても国として負けないように戦っていたのだと思う。いかに孔明の軍の弱みにつけこめるかに重きをおいた戦術であったのだろう。

そして孔明が病死し、クーデターを起こし司馬一族の世をつくっていった。

派手さは無いものの堅実で先見の明があり弱みがない人物であろうと思う。