喜怒哀楽からの落書き

私の「見たもの」「聞いたこと」「感じたこと」を率直に書いてみよう

曹操という人物

三国志の中で圧倒的に存在感を示した英雄であろう。

 

宦官の孫で決して高貴な家柄ではなかったが、子供の頃から頭が切れ書物を読み漁り学問を得、武芸の腕前も相当高かったという。そして現在で言う「不良少年」であったそうだ。こんな曹操をある人物は「治世の能臣、乱世の奸雄」と評価したというエピソードもあるという、つまり「治まった世では有能な役人だが、乱れた世では大英雄であり大悪党である」という事らしい。まさに朝廷の権力衰退の時期であり各地で乱がおこり、曹操にとって奸雄は目指すべきところだったかもしれない。

黄巾や董卓の討伐軍などで一気に飛雄し、人望そして名声も高めていった。兵が集まり配下となる人物も集まってくるようになったのです。軍略家としても「孫氏の兵法」に注釈を加えたりしたほどの達人ぶりであったし、政治家としても屯田制や人材徴用(人材を愛し敵であっても裏切りにあっても許し適材適所に登用していく)などまさに超一流であったようだ。こんな人間的魅力が飛躍の源だったのでしょう。

 

ある時は冷徹に物事を捉え時代の古きを壊してこれからの世を創造して進歩させていった「曹操」まさに英雄であろうと思う。